美しいカールを作るための第一歩は、毛髪の状態と仕上がりイメージに合致したアイロン(カールアイロン/コテ)の選定です。ロングヘアの場合、ショートやボブと比べて巻き込む髪の面積が広いため、バレル(筒)の太さ選びが仕上がりの印象を大きく左右します。
現場のサロンワークにおける調査データによると、ロングヘア顧客の約74%が32mmまたは38mmのコテを採用しています。細かいウェーブを作りたい場合や髪が細く巻きが取れやすい方は32mm、脱力感のある大きなウェーブや韓国風のくびれを作りたい方は38mmが適しています。
多くの人が陥りがちなミスが、カールの持ちを良くしようとして180℃以上の高温でアイロンを当てる行為です。毛髪の主成分であるケラチンタンパク質は、熱によって160℃付近から熱変性を起こし、パサつきや枝毛の原因となります。髪の健康を維持しつつカールを一日中持続させるためには、150℃前後の適切な熱を3〜5秒かけてじんわり通すのが科学的にも理にかなったアプローチです。