アスリートの魅力を多角的に引き出す手法において、大きなエポックメイクとなったのが『炎の体育会TV』に代表される体当たり型番組だ。氷上に設置された特殊なターゲットを射抜くチャレンジや、他競技のトップ選手との異種スポーツ対決など、バラエティの枠組みでありながらもアスリートとしての身体能力の凄まじさをストレートに伝える企画が次々と生み出された。
こうしたスポーツバラエティの進化は、競技のバラエティ化という批判を跳ね返し、むしろ「フィギュアスケーターがいかに高度な技術と体幹を備えているか」を一般視聴者に証明する機会となった。バラエティ番組が提示するエンタメ性の高い試練に本気で応えることで、選手たちの魅力を再発見させるサイクルが完全に定着したといえる。