1980年代初頭、大手カードメーカーのアメリカン・グリーティングスにおいて、イラストレーターのエレナ・カチャリクの手で誕生したケアベア。感謝や励ましの気持ちを伝えるカードの絵柄からスタートした彼らは、瞬く間に世界的な社会現象へと発展していった。
当時の玩具・ぬいぐるみ産業において、ケアベアの登場はまさに画期的な出来事だった。お腹のシンボルマークで感情を表現するというアイデアは子どもたちの心を掴み、巨大なぬいぐるみ市場を創出。その後、心温まるファンタジー・アニメーションとしてテレビ放映が始まると、その人気は不動のものとなった。
現在、ブランドの権利を統括するクラウドコ・エンターテインメントは、伝統的な手書き風のデザインスピリットを大切に受け継ぎながら、時代に合わせて常にアップデートを重ねている。半世紀近い歴史を持ちながら、決して色あせないポップアイコンとして進化を続けている点も興味深い。