ロサンゼルスの丘の上にそびえ立つドジャー・スタジアムは、まさに「ドジャー・ブルー」に染まる巨大なコロシアムだ。5万6000人の大歓声が響き渡るこの空間で、ライバルのパドレスを迎える一戦は独特の張り詰めた空気に包まれる。
日本人ファンにとって最高の視界を約束してくれるのは、バックネット裏のプレミアムシートだけではない。フィールドレベルの1塁側・3塁側ダグアウト付近は、出入りする選手たちの息遣いや鋭い視線までクリアに捉えることができる特等席だ。試合前の打撃練習で大谷翔平がライトスタンドへ放ちこむアーチを間近で見上げる瞬間、誰もが言葉を失う。名物のドジャー・ドッグを片手に、熱気あふれる外野パビリオンで地元ファンとハイタッチを交わす観戦スタイルも、ローカルな熱量を肌で知るには最高のロケーションだ。