付着してから数日以上放置してしまい、完全に乾いて酸化したケチャップ汚れは、通常の洗濯機洗いではほぼ落とせません。時間が経ったケチャップの落とし方を成功させるには、「油分の溶解」「界面活性剤での乳化」「色素の酸化分解」という3段階のステップを踏む必要があります。
ここで登場する頑固なケチャップ染み抜き裏ワザが、「クレンジングオイル」と身近な調味料である「食酢(お酢)」の活用です。
手順1:クレンジングオイルでリコピンを溶かし出す
乾いた状態のシミ部分に、直接クレンジングオイルケチャップ法を適用します。メイク落とし用のオイルを数滴垂らし、指の腹で優しく馴染ませます。脂溶性のリコピンがオイルに溶け出し、赤みが浮いてきます。
手順2:ケチャップ汚れ台所用洗剤で乳化洗浄
オイルを馴染ませた上から、ケチャップ汚れ台所用洗剤(油汚れに強いタイプ)を原液のまま少量重ねます。少量のぬるま湯(約40℃)を指先に付け、白く濁るまでクルクルと円を描いて乳化させます。その後、ぬるま湯でしっかりすすぎます。
手順3:食酢または酸素系漂白剤でケチャップ色素リコピン分解
繊維に残った微細な黄色や薄赤色の色素は、リコピンが酸化重合したものです。ここに「食酢」を数滴垂らすと、酸の力で色素の結合が緩みます。さらに確実を期すなら、ケチャップ酸素系漂白剤(粉末タイプの過炭酸ナトリウム)を40〜50℃のお湯に溶かし、ペースト状にしてシミ部分に塗布します。20〜30分放置した後、ケチャップ洗濯機前処理としてそのまま通常の洗濯機に投入して洗い流します。