語り継ぐべき歴史の中で、同じルーツを持つ曙太郎の存在を外すことはできない。ハワイからやってきた二人の怪童は、時に激しく火花を散らし、時に誰よりも深く互いの痛みを理解し合う戦友だった。
大相撲の黄金時代を支えた二人の激突は、単なる勝負を超えたドラマを日本中に届けた。言葉の壁や文化の違いに苦しみながらも、土俵の中央でぶつかり合った記憶。先立っていった戦友への想いを胸に、彼は今も当時の熱気を鮮明に語る。「あいつがいたから、自分も限界を超えられた」。その言葉には、土俵を分かち合った者同士にしか分からない深い情愛が滲んでいる。