彼の最大の武器は、何と言っても「胴体の柔らかさ」だ。通常、アタッカーが空中姿勢を作った際、ブロック陣は肩の向きや助走の軌道から打ち分けるコースを予測する。しかし、彼のスパイクはブロッカーの手を視視してから空中での捻りを加え、あり得ない角度へボールを叩き込む。この技術はアニメの映像表現としても圧巻だったが、実在するプロバレーボールの現場でも大きな注目を集めた。
近年、トップレベルのバレーボール界では、単なる筋力だけでなく「体幹の可動域と柔軟性」を重視するトレーニングがトレンドとなっている。指導者の間では、相手ブロックを無力化するための身体操作として、彼のフォームが1つの理想形として議論されることすら珍しくない。フィクションでありながら極めて理にかなった身体の使い方が、専門家をも唸らせているのだ。