近年のデジタル環境において、大型化・重量化したスマートフォンを片手で操作し続けることで生じる「スマホ指」は、若年層から中高年にまで広がる新たな生活習慣病となっています。小指で端末の底面を支え、親指をワイドに反復スワイプさせる姿勢は、親指付け根の腱と関節に持続的な剪断力(せんだんりょく)をかけ続けます。
日常的な予防策として有効なのが、負荷を逃がす「V字予防テーピング」です。50mm幅のテープを長さ約7cmに切り、縦にV字型のスリットを入れます。切れ込みの根元を親指の付け根に当て、2本の足を手の甲側と手のひら側へ軽く添えるように貼るだけで、過剰な反り返りを自然に制御できます。
さらに、1時間に1回は「親指の内転筋ほぐし」を習慣化してください。人差し指と親指の間にある水かきの筋肉(合谷付近)を反対側の手で優しく挟み、円を描くように30秒間ほぐします。筋肉のこわばりをリセットすることで関節への牽引ストレスが大幅に弱まり、テーピングの効果をより長く持続させることが可能です。