異変が決定的な確信へと変わったのは、大型アリーナ公演のオープニングだった。幕が切って落とされた瞬間、ドラムスローンに座る真矢の姿は、これまでのイメージを鮮やかに裏切るものだった。衣装のドレープが際立つス身頃、明らかに一回り引き締まった首元と胸板。かつて豪快な体躯を揺らしながら重量感のあるグルーヴを生み出していた巨漢ドラマーの面影は、アスリートのような鋭利さを湛えたフォルムへと劇的な進化を遂げていた。
ライヴ終演直後から、X(旧Twitter)をはじめとするソーシャルメディアには驚きの声が殺到した。ヴィジュアル系の黎明期から彼らを追い続けてきた古参ファンから、近年のフェスで彼らを知った若いリスナーに至るまで、その視線は一様にドラムセットの中央へと注がれた。激しいドラミングの最中にもブレない軸の強さ、そして何より一打ごとのスピード感が増している事実は、単なる体型変化を超えたフィジカルの刷新を物語っていた。