近年の気象観測データで最も注目を集めているのが、相模湾の平均水温の上昇だ。温暖化の影響で海水温が例年より高く推移する中、暖かく湿った南風が陸地の冷えた空気とぶつかる「湘南シアーライン」と呼ばれる局地的な前線が形成されやすくなっている。
この現象により、藤沢や茅ヶ崎、平塚などの沿岸部では、青空が広がっていた数十分後に激しい雷雨に見舞われるケースが急増した。わずか30分で雨量が数十ミリに達するゲリラ豪雨は、道路の冠水や河川の急激な増水を引き起こす。湘南エリアを訪問する際は、上空の雲の厚みや風向きの変化に対する直感的な警戒心が欠かせない。