昭和の文房具史を語る上で絶対に外せないのが、サンスター文具株式会社が生み出したメガヒット商品「アーム筆入」だ。1965年の発売当時、新素材ポリカーボネートを採用したこの筆箱は、それまでのセルロイド製や金属製とは比べものにならない耐久性を誇った。
世間に衝撃を与えたのは、本物の象が筆箱を踏みつけるテレビCMである。「象が踏んでも壊れない」というキャッチコピーは日本中で大ブームとなり、全国の子供たちが自分のアーム筆入を体重をかけて踏みつける光景が各地で見られた。強度と機能性を追求したこの製品は、当時のハードボディ筆箱の金字塔として現在も語り継がれている。