納豆で尿酸値が上がる噂の真相は?痛風を防ぐ1日の適量と新常識

納豆で尿酸値が上がる噂の真相は?痛風を防ぐ1日の適量と新常識

納豆で尿酸値が上がる噂の真相は?痛風を防ぐ1日の適量と新常識についての最新情報をご紹介します。

都内の生活習慣病クリニックで診療を行う内科医らの現場証言によると、健康診断の結果で「要再検査」を突きつけられた患者の多くが、極端な食事制限に走る傾向が見られます。SNSやネット掲示板上でも、「尿酸値が8.2まで跳ね上がったから大好物の納豆を断絶した」「ビールをやめて納豆ご飯だけにしたのに数値が下がらない」といった悲痛な声が散見されます。

ここには日本特有の「健康至上主義の落とし穴」が存在します。肉類や揚げ物を断ち、ヘルシーな食事を目指した結果、毎食の主菜代わりに納豆を1日3パック消費していた患者の事例があります。これだけで納豆由来のプリン体摂取量は165mgに達し、白米や味噌汁、副菜の数値を足し合わせると、肉を食べていた時期と変わらないプリン体を摂取していたという笑えない現実が存在するのです。

また、体内にある尿酸の由来を正しく認識している人は決して多くありません。体内の尿酸プールのうち、日々の食事から摂取されるプリン体由来は全体の約20〜30%に過ぎず、残りの70〜80%は体内で内生的に生成されています。食事制限だけで尿酸値を劇的に下げることには生理学的な限界があり、納豆を完全排除したところで、肝心の内生的な代謝異常や排泄障害を解決しなければ数値はビクともしません。

山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。