ネット上の口コミやSNSで最も多く見られる致命的な誤解が、「御影本店に行けば、豪華なパン食べ放題付きのランチが食べられる」という思い込みです。旅行者や遠方からの来訪者がこのイメージを抱いたまま本店を訪れ、店頭で戸惑う光景が今なお散見されます。
結論から明かすと、連日大行列を作るランチビュッフェを展開しているのは、三宮・旧居留地にあるホテルケーニヒスクローネ神戸の1階レストランケーニヒスクローネくまポチ邸です。くまポチ邸では、熱々のビーフシチューやパスタに焼きたてパン食べ放題、フリードリンク、さらにはスイーツが付く豪華ランチセットを提供しており、これがメディアで度々特集されるため、本店と混同されやすい背景があります。
一方で、ケーニヒスクローネ御影本店の役割はまったく異なります。本店は発祥の地としての伝統を守り、厳選された生ケーキや焼き菓子、薫り高いコーヒーや紅茶をクラシックな空間で静かに味わう「オーセンティックなティーサロン」としてのアイデンティティを貫いています。食事目的ではなく、純粋に神戸洋菓子の粋を愛でる場所であることが、知っておくべき決定的な違いです。