Q1:時間が経って完全に乾いてしまったインク染みでも落とせますか?
A1:落とせる可能性は十分にあります。完全に乾燥している場合は、エタノールを含ませたコットンをシミ部分に当て、上からラップをして10〜15分ほど放置する「アルコール湿布」を行ってください。固まった樹脂が再溶解し、当て布への叩き出しが容易になります。その後、40℃の酸素系漂白剤溶液で漬け置き洗浄を行えば、目立たないレベルまで回復することが多いです。
Q2:アルコールがない場合、ハンドクリームやクレンジングオイルで代用できますか?
A2:油性ボールペンの油分を浮かす一時的な代用としては可能ですが、あまり推奨しません。ハンドクリームやオイルに含まれる油分が今度は「油ジミ」として生地に残り、新たなシミ抜き作業(油膜取り)が必要になるためです。急ぎでない限りは、ドラッグストアで消毒用エタノールを購入して使用するのが最も安全で確実です。
Q3:色物のシャツにアルコールを使うと、服の色まで落ちてしまいませんか?
A3:一般的な綿やポリエステルの堅牢染め衣類であれば、アルコールだけで脱色することは稀です。しかし、インディゴ染めのデニムやシルク、草木染めなどのデリケートな染料はアルコールで色落ちする危険があります。必ず目立たない裾の折り返しや縫い代部分にアルコールを含ませた綿棒を当て、色移りがないか「パッチテスト」を行ってから作業してください。