側弯症の原因は姿勢ではない?8割を占める特発性の真実と大人のリスク

側弯症の原因は姿勢ではない?8割を占める特発性の真実と大人のリスク

側弯症の原因は姿勢ではない?8割を占める特発性の真実と大人のリスクについての疑問解決ガイドをお届けします。

Q1:いつも同じ肩に重い通学カバンをかけていると側弯症になりますか?
A1:片側の肩に重い荷物をかけ続けることで生じるのは、筋肉の緊張や姿勢の偏りによる「機能性側弯」です。これは骨自体のねじれを伴う「特発性側弯症」の直接的な原因にはなりません。ただし、すでに特発性側弯症を発症している場合、アンバランスな負荷が背中の筋肉痛や姿勢の崩れを悪化させる一因にはなるため、リュックサックのように両肩へ均等に重さを分散できるカバンを使用することが推奨されます。

Q2:思春期特発性側弯症と診断されたら、体育の授業や部活動は休むべきですか?
A2:原則として、過度な運動制限は必要ありません。ウサイン・ボルト選手の例が示すように、全身の筋肉をバランスよく鍛えることは、背骨を強固に支えるためにむしろプラスに働きます。水泳、陸上、球技など一般的なスポーツは基本的に許可されます。ただし、コブ角が大きく装具療法を行っている場合や、特定の激しいコンタクトスポーツについては、脊椎専門医と個別に相談しながら活動範囲を決定してください。

Q3:大人になってから急に背骨が曲がってきた場合、元の真っ直ぐな状態に戻せますか?
A3:加齢に伴う変形性脊椎側弯症の場合、椎間板の摩耗や骨粗しょう症による変形が基盤にあるため、保存療法(運動療法や薬物療法)で骨を完全に真っ直ぐ戻すことは困難です。治療の主目的は「痛みを取り除くこと」「神経障害を防ぐこと」「これ以上の変形進行を防止すること」になります。強い下肢のしびれや歩行障害があり、日常生活が破綻している場合には、金属インプラントで骨の並びを整えて固定する手術療法が検討されます。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。