富山県立大学の最大の特徴は、公立大学ならではの地域密着性と、東証プライム上場企業を中心とする全国大手企業への高い就職実績です。就職希望者に対する決定率は毎年98%〜100%という驚異的な数値を叩き出しています。
この強さを生み出している背景には、富山県という産業集積地の存在があります。富山県は日本海側屈指の工業集積地であり、世界シェアトップを誇るファスナーのYKKや産業用ロボット大手の不二越、アルミ建材の三協立山など、優良グローバル企業の本社や主力工場が集結しています。大学側も開学当初から地元産業界との共同研究を積極的に推進しており、教授陣と企業とのパイプが極めて太いのが特徴です。
とりわけ注目すべきは情報工学・DX分野の就職実績です。情報システム工学科では、地元有力IT企業であるインテックをはじめ、NTTデータ、日立ソリューションズ、富士通といった大手SIerへの内定者を多数輩出しています。実践的なプログラミング教育と卒業研究での高度な開発経験が、企業の採用担当者から高く評価されています。
工学部全体で見ると、大学院進学率は約45〜50%に達します。機械や電気電子、医薬品工学科では半数以上の学生が大学院博士前期課程へ進学し、専門性を高めた上で大手メーカーの研究開発職・設計開発職として就職していきます。学部のネームバリュー以上に「大学院修了者の実力」が産業界で定着している点が、安定した就職実績の根本的な源泉です。
看護学部においても、富山県立中央病院をはじめとする公立医療機関や大学附属病院への就職が約8割以上を占めます。徹底した少人数指導体制と充実した実習設備により、看護師・保健師国家試験の合格率は毎年全国平均を大きく上回る実績を誇っています。