政権与党の舵取りを担う石破茂首相は、「地方創生2.0」を掲げて地域経済の底上げに強い意欲を示す。交付金の増額や地方への産業分散をねらう政策パッケージが、どこまで地方の成長エンジンを点火できるかが試されている。
一方で、マクロ経済の風向きを決定づけるのが日本銀行の金融政策だ。植田和男総裁のもとで進む金利引き上げへの転換は、地域金融機関の貸出利ざやを改善させる好材料となる一方、借入金依存度の高い地方の中小企業には重い金利負担となってのしかかる。政策の果実と金利上昇のシビアな現実に、地域社会はどう適応していくのか。