「叢」という漢字を目にしたとき、多くの人がまず思い浮かべるのが訓読みの「くさむら」だろう。草木が群がり生えている場所を指す言葉だが、実はこれ以外の読み方も存在する。
音読みでは「ソウ」と読む。例えば、複数の書籍を集めたシリーズを意味する「叢書(そうしょ)」や、草木が群がり生える様子を示す「叢生(そうせい)」などが代表的だ。さらに、訓読みには「むらがる」や「むら」という動詞・名詞的な読み方も含まれる。日本神話に登場する伝説の剣「天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)」の「むら」も、まさにこの「叢」の漢字が使われているのだ。