Q1:「今日も今日とて」は若者言葉や最近のネットスラングですか?
A1:いいえ、若者言葉や最近生まれたネットスラングではありません。古語の文法構造(格助詞「と」+接続助詞「て」)に由来し、江戸期の戯作や近代文学の随筆などでも古くから用いられてきた伝統的な日本語の慣用表現です。ただし、近年SNS上で「推し活」などのポジティブな文脈で頻繁に使われるようになった点は、現代特有の新しい受容形態といえます。
Q2:目上の人に対して「今日も今日とてご指導いただき…」と言うのは間違いですか?
A2:明確に不適切です。「今日も今日とて」には自嘲的、あるいは戯作的な口語の響きが含まれており、敬意を払うべき相手に対する言葉遣いとしては失礼にあたります。目上の人に対しては「本日も変わらぬご指導を賜り」「平素より温かいご指導をいただき」など、正しい敬語表現に言い換えてください。
Q3:「今日も今日とて」の類語で、文学的に近い情緒を持つ言葉はありますか?
A3:情緒的なニュアンスが極めて近い言葉としては「明けても暮れても」「来る日も来る日も」が挙げられます。いずれも時間の経過と日常の反復を強調する表現ですが、「明けても暮れても」は一日中そのことばかりに没頭している様子を表し、「来る日も来る日も」は毎日絶え間なく続く過酷さや単調さを表す傾向が強くなります。