多くの人が懸念するのは、やはり火災の再発防止策だ。2019年の火災では、初期消火の遅れとスプリンクラーの未設置が被害を拡大させる要因となった。この反省を踏まえ、新生・首里城には世界最高水準の防災システムが導入されている。
建物内部には、外観を損ねないように巧妙に隠された最新のスプリンクラー設備が張り巡らされ、超高感度の煙・熱センサーが24時間体制で監視を行う。さらに、万が一の事態に備え、ドローンによる上空からの自動監視システムや、AIを活用した初期消火シミュレーションも稼働する。歴史的価値を守ることと、最新技術による防御は、いまや両立すべき必須条件なのだ。