愛猫の感情をスピーディーに把握する最大のポイントは、声のトーン(周波数)に注目することです。猫は感情の高ぶりに応じて声の高低を明確に使い分けています。
ワントーン高い「ミャウ」「キュルル」といった声は、典型的な猫の甘え鳴きです。甘えたいときや要求を通したいとき、猫はあえて人間の赤ちゃんの泣き声に近い高周波の声を出し、保護本能を刺激していることが研究でも判明しています。撫でられている最中に高い声で小さく鳴くのは、最高のリラックスと幸福感に浸っているサインです。
一方で、低く濁った「ヴォー」「ウー」という声は、強い不満、縄張りの主張、あるいは恐怖による防衛態勢を示します。多頭飼いの環境で他の猫に対して低い声を出し続けている場合は、激しいストレスを感じている兆候です。無理に触ろうとせず、視界を遮るなどして落ち着くスペースを確保する必要があります。