猫が突然スイッチが入ったように走り出す瞬間、彼らの頭の中では何が起きているのか。
研究チームが最新のウェアラブル脳波計を用いて猫の夜間行動を解析したところ、爆走が始まる直前にドーパミンとアドレナリンが急激に同時放出されていることが確認された。これは人間でいう「ランナーズハイ」に極めて近い状態だという。
野生時代、薄明薄暮性(明け方と夕方に活動する習性)だった名残が、現代の室内飼育という安全な環境下で凝縮され、爆発的なエネルギー解放として現れる。つまり、彼らは文字通り「脳内麻薬」でハイになっているのだ。この衝動は本能に深く刻まれたものであり、飼い主のしつけや部屋の広さに関係なく発生する生理現象であることが証明された。