かつてイチゴ狩りといえば、冬から春にかけての風物詩だった。しかし、ここではその常識は通用しない。標高1000メートルという軽井沢特有の高冷地気候を最大限に活かすことで、夏や秋であっても瑞々しいイチゴを収穫できる体制を整えている。
特に注目を集めているのが、夏秋イチゴのブランド品種「軽井沢サマークイーン」だ。夏の強い日差しを浴びながらも、高原の冷涼な夜風で糖度をぎゅっと蓄えたこのイチゴは、爽やかな酸味と深い甘みのバランスが絶妙である。東京が35度を超える猛暑日に、エアコンいらずの涼しいビニールハウスの中で真っ赤な大粒イチゴを頬張る贅沢は、他では味わえない体験だ。