魅力的な要素が多い磯子駅ですが、実際に現地を歩き、暮らしてみることで初めて浮き彫りになる注意点も存在します。
第1の注意点は、西口に広がる「高台・急坂の地形」です。磯子駅西側はすぐに標高の高い丘陵地帯となっており、坂の傾斜は場所によってかなり急です。大規模マンション群のように敷地内に住民専用エレベーターや巡回バスが整備されているエリアは別ですが、一般的な戸建て住宅街やアパートへ向かう場合、毎日の徒歩通勤や自転車利用、ベビーカーを押しての移動に想像以上の体力が求められます。内見時には駅からの距離(分数)だけでなく、標高差と実際の傾斜を体感しておくことが不可欠です。
第2の注意点は、東口の工業地帯と幹線道路の環境です。工場からの煙や臭気について過度な懸念を持たれがちですが、現代の環境基準により排気処理は徹底されており、大気汚染に関する実害を日常的に感じる場面はほとんどありません。ただし、産業道路や国道16号線、高速道路を往来する大型トラックの走行音や振動については、道路沿いの物件を選ぶ際に遮音サッシの有無などを入念にチェックしておくべきポイントです。