ケンちゃんラーメンを語るうえで絶対に外せないのが、フタを開けた瞬間に訪れる「スピードくじ」の緊張感です。カップのフタを開けると、具材や粉末スープの袋とともに、小さなスクラッチやめくり式のくじが同封されていました。
当時の子どもたちにとって最大のステータスシンボルだったのが、当たり券を送るともらえた特製「ケンちゃんボールペン」です。このボールペンは単なる筆記用具ではなく、ノック部分を押すとスロットマシンが回転するギミックや、志村けんさんの顔パーツが飛び出す仕掛けなど、歴代で複数のバリエーションが存在しました。学校の教室にこのボールペンを持っていくことは、当時の小学生にとって最大級の自慢でした。
また、くじの当たり外れに関わらず付属していた「歴代おまけシール」も高い収集熱を生み出しました。志村けんさんの代表的なギャグやキャラクター(変なおじさん、バカ殿様など)をデフォルメしたイラストシール、ダジャレを効かせたおもしろパズルシールなど、駄菓子屋カルチャー特有の遊び心が満載でした。