国内種とは一線を画すダイナミックなスケールと造形美でファンを魅了するのが外国産ノコギリクワガタです。輸入解禁以降、飼育法の確立とともに市場を牽引し続ける外国産ノコギリクワガタ人気ランキングの上位種は以下の通りです。
堂々の第1位に君臨するのは、キリンの首を意味する名を冠したギラファノコギリクワガタです。そのギラファノコギリクワガタ最大サイズは野外・飼育ともに120mmを伺う圧倒的な威容を誇ります。とりわけインドネシア・フローレス島やロンボク島に産する「ケイスケ亜種(P. g. keisukei)」は、大アゴが太く直線的に伸長し、先端でわずかに内側に曲がる優美なプロポーションで世界最大の座を欲しいままにしています。
第2位には、ニューギニア島やソロモン諸島に生息するウォレスノコギリクワガタがランクインします。鋭利に伸びる黄色と黒のストライプが映える美麗種であり、標本・生体ともに高い人気を維持しています。第3位は、東南アジア島嶼部に広く生息するファブリースノコギリクワガタ(特にタカクワイ亜種)。上翅の鮮やかなオレンジの縁取りと、光沢のある黒い体躯のコントラストは息を呑む完成度です。
これらの外国産種は、日本本土産と比較して成虫寿命が約1年〜1年半と極めて長い点も人気の要因です。本土産が活動開始後数ヶ月で寿命を迎えるのに対し、じっくりと観賞を楽しめるパートナーとして安定した飼育需要を獲得しています。