SNSや知恵袋、チケット掲示板などを検証すると、「チケ流は手数料が高すぎる」という不満の声が長年根強く存在します。大手メディアの取材班が複数のヘビーユーザーや初めて出品した利用者に聞き取り調査を行ったところ、ユーザーが不満を抱く本質的な理由は「パーセンテージそのもの」ではなく、「売り手と買い手の双方から二重に手数料を取るビジネス構造」にあることが浮き彫りになりました。
ネット上には「1枚12,000円で売れたのに、手取りは1万円ちょっと。買い手は13,500円近く払っている」「売り手と買い手の差額で運営が3,000円近く抜いている」といった嘆きが多く見られます。メルカリなどの一般的なフリマアプリでは「出品者から10%のみ徴収し、購入者は送料無料なら実質手数料ゼロ」というモデルが定着しているため、チケ流の二重徴収システムに対して心理的な割高感を抱きやすいのが現状です。
しかし、チケット二次流通の専門アナリストは次のように指摘します。
「チケットの売買は、一般的な物品のフリマと異なり、入場不可リスク、名義不一致、偽造チケット、公演直前の中止など、極めて高いトラブル発生率を孕んでいます。チケ流が導入しているエスクローサービス(買い手が無事に入場・受取完了するまで代金を運営が一時預かる仕組み)や、24時間体制の不正出品モニタリング、身元確認(eKYC)の徹底には莫大なシステム維持費と人件費が投じられています。二重手数料は、この厳重な取引保全コストの裏返しでもあります」
利用者の生の声においても、「定価より数千円引かれたが、見知らぬ相手と直接代金のやり取りをせずに済む安心代としては妥当」「ドタキャンされた際に運営が全額返金してくれたので助かった」という評価も確実に存在します。単なるプラットフォーム使用料として見るか、リスクヘッジのための保険料として捉えるかによって、利用者の納得感は大きく分かれています。