インターネット上の掲示板やSNSでは、選挙制度に関して事実と異なる情報が散見されます。有権者として知っておくべき代表的な誤解と真相を整理しました。
誤解1:「無所属でも名簿順位上位なら当選できる」という誤り
「知名度のある無所属タレント議員が比例名簿の1位に載っている」という言説を見かけることがありますが、これは完全な誤解です。名簿に載っている時点で、その候補者は法的に「政党」または「比例届出政治団体」の所属として届け出を行っています。メディアで「無所属系」と報じられていても、戸籍上・届出上は団体の公認を受けています。
誤解2:「供託金没収ラインを下回っても比例復活できる」という誤り
政党公認の重複立候補者であっても、小選挙区での得票数が有効投票総数の10%(供託金没収点)を下回った場合は、比例名簿の順位や政党の獲得議席数にかかわらず比例復活当選の権利を失います(公選法第95条の2)。比例復活は完全な無制限セーフティネットではなく、一定水準以上の民意を獲得していることが絶対条件です。