「仕事帰りに揚げ鶏を食べようと寄ったのに、ケースが空っぽだった」「ななチキはあるのに揚げ鶏だけいつも品切れしている」という声がSNS上で散見されます。この「揚げ鶏売ってない現象」の裏には、店舗オペレーションの都合とセブン-イレブンの厳格な鮮度管理ルールが存在します。
第一に、セブン-イレブンのホットスナックには「揚げ上がり後数時間」という厳格な廃棄基準(販売許容時間)が設定されています。時間を過ぎた商品は容赦なく廃棄処分されるため、店長や発注担当者は売上予測に基づき、時間帯ごとにフライヤーへ投入する個数を緻密にコントロールしています。
第二に、調理スペースと什器の優先順位です。多くの店舗ではフライヤーの槽数に限りがあり、ランチタイム(11時〜13時)や帰宅ラッシュ(17時〜20時)に向けて計画的に揚げ立てを準備します。しかし、アイドルタイム(14時〜16時や21時以降)は廃棄ロスを防ぐため、什器に並べる数を最小限に絞ります。さらに、クリスマス等のイベント期や「ななチキ〇円引きセール」などの本部施策期間中は、キャンペーン対象商品に什器のスペースが割かれ、揚げ鶏の仕込み数が一時的に削られるケースが構造的に発生します。
もし店舗で揚げ鶏がケースに見当たらない場合でも、奥の冷凍保管庫にはストックがあることが珍しくありません。揚げるのに要する時間は約6〜8分程度。「今から揚げていただけますか?」とレジで声をかければ、快く調理に応じてくれる店舗が大半です。