解散から年数を重ねた現在も、SNSや掲示板、レビューサイトには連日熱狂的な書き込みが投稿されています。コミュニティにおける生の声を分析すると、ファンの感情は大きく二つの軸に集約されます。
一つは、突然の幕引きに対する「永遠の喪失感」です。「なぜ最後のライブ(解散コンサート)すらやらせてもらえなかったのか」「解散宣言のメッセージが文字だけで、メンバーの生の声が聞けなかったことが今も痛恨の極み」という声は根強く存在します。一方で、「汚点をつける前に看板を下ろした彼らのプライドを守りたかった」「あの5人じゃなきゃJanneじゃないと言い切ってくれたことが唯一の救い」と、メンバーの意図を肯定的に受け止めようとするファンも少なくありません。
そしてもう一つは、彼らが発表した歴代アルバムと楽曲群に対する極めて高い音楽的評価です。ハードロックやヘヴィメタルの複雑なリフ、ジャズフュージョンのコード進行、歌謡曲ライクなキャッチーなメロディを同居させた彼らの作品は、音楽関係者の間でも「平成J-ROCKの最高到達点の一つ」として賞賛されています。
ファン投票やストリーミングの再生回数から導き出される代表的な名曲群を振り返ると、彼らの音楽がいかに多面性に富んでいたかが明白です。
- 第1位:『月光花』(2005年)——アニメタイアップを機に30万枚以上のセールスを記録。壮大なストリングスと哀愁を帯びた旋律が光る、バンド最大のヒット曲。
- 第2位:『DOLLS』(2004年)——切ない失恋を描いた珠玉のバラード。yasuの情感あふれるファルセットとyouのドラマティックなギターソロが絶賛される。
- 第3位:『霞ゆく空背にして』(2002年)——青春の焦燥感と疾走感を体現したロックナンバー。ライブのクライマックスを幾度となく彩った。
- 第4位:『ヴァンパイア』(2001年)——Janne Da Arcの真骨頂とも言えるエロティシズムとスリリングな変拍子が融合した、インディーズ時代からの代表曲。
- 第5位:『振り向けば…』(2006年)——母校の枚方西高校解体に伴い制作された卒業ソング。幼馴染としてのルーツと絆が色濃く刻まれた名曲。
メジャー1stアルバム『D・N・A』から、ハードさを極めた『Z-HARD』『GAIA』、ポップセンスを開花させた『ARCADIA』、そして事実上のラストアルバムとなった最高傑作『JOKER』に至るまで、彼らのアルバム群は今なお色褪せない生命力を放っています。