インターネット上の掲示板やSNSでは、札幌の中学生バドミントンに関して時代遅れの情報や誤解がまことしやかに流通しています。その最たる例が「私立強豪中に入学しなければ全道・全国へは行けない」という古い固定観念です。
現実は正反対の様相を呈しています。部活動地域移行のルール改定により、日本中学校体育連盟および道中体連の登録規定をクリアした地域クラブに所属していれば、公立中学校に籍を置きながらでもクラブチーム名義で中体連の個人戦・団体戦に出場可能となりました。現に、市内公立中に通いながら民間アカデミーで腕を磨く選手が、新人戦や選手権の上位を席巻するシーンが日常化しています。
また、「強い選手と組めばダブルスのポイントが一気に跳ね上がる」という認識も誤りです。現行のランキング算出基準では、過去12か月以内の対象大会におけるベスト成績4大会分のポイント積算方式が採用されており、急造ペアが直前の1大会で好成績を残したとしても、長期的にポイントを積み上げた既存の上位シードを覆すことはできません。抜け道を探すような即席の戦略は、精緻化されたデータ管理システムの前では通用しない仕組みになっています。