絶望的な状況からの驚くべき回復を支え続けているのが、2010年に結婚した妻でスタイリストの大川雅子さんの存在です。事故直後から現在に至るまで、雅子さんは仕事をセーブしながら病院通いと在宅ケアに人生を捧げてきました。
医師から厳しい宣告を受けながらも、妻をはじめとする周囲は決して諦めませんでした。専門のリハビリ病院での壮絶な機能回復訓練を経て、当初は全介助だった状態から車椅子に乗って自力で移動できるレベルへと劇的に改善。さらに、麻痺が残る手でスプーンを握り、自分の口で食事が摂れるようになるなど、医学的にも目覚ましい進歩を遂げていったのです。
言葉のコミュニケーションも徐々に回復し、家族や親しい友人たちと笑顔で冗談を交わし合えるまでに回復した背景には、パートナーの並大抵ではない深い愛情と献身がありました。