ネット検索や各種SNSで「洲崎神社」を調べる際に、多くの人が陥る決定的な落とし穴が存在します。それが、東京都江東区木場に鎮座する「洲﨑神社(洲崎弁天社)」との混同です。
木場の洲﨑神社は、元禄13年(1700年)に江戸幕府第5代将軍・徳川綱吉の生母である桂昌院の帰依を受けて創建された寺社であり、江戸市中の水害を記録した東京都指定文化財の「波除碑(なみよけのひ)」や川連虎一郎の碑などで知られる都会の下町神社です。一方、千葉県館山市の洲崎神社は、古代神話と中世武士団にルーツを持つ房総半島の一宮です。
「海の絶景鳥居を見に行こうとしてナビを設定したら、深川・木場の住宅街に着いてしまった」という笑えない失敗談がSNSの知恵袋等で散見されます。訪問の際は、目的地が「千葉県館山市洲崎」になっているかを必ず再確認してください。二つの神社は同じ「洲崎」の文字を冠し、ともに海や水難除けに縁を持ちますが、創建の時代背景もロケーションも全く異なります。