全国的には「かみむら」が優勢ですが、上村都道府県別分布を詳細に辿ると、地域によって勢力図が劇的に反転する興味深い現象が確認できます。
顕著なのが関西・近畿地方における「うえむら」の強さです。大阪府、兵庫県、京都府、奈良県などでは、「上村」と書いて「うえむら」と読む世帯が過半数を超え、地域によっては7割近くに達します。西日本一帯では「上(うえ)」という言葉の響きが生活に根付いていることが影響しています。
対照的に、東日本(北海道・東北・関東・甲信越)および九州南部(鹿児島県・熊本県・宮崎県)では、「かみむら」が圧倒的なシェアを誇ります。特に鹿児島県や熊本県には古くから「上村(かみむら)郷」や武家の一族が根を張っていたため、九州で出会う上村さんの多くは「かみむら」と発音します。