物語の舞台となる私立・豪林館学園高校に赴任してきたのは、かつてゲイバーを経営していた52歳の新任国語教師・原田のぶお(古田新太)。既成概念や学校の建前に一切とらわれない原田のぶおの破天荒な教育方針は、職員室と教室の双方に強烈な波紋を広げました。
本作の俺スカキャスト相関図一覧を俯瞰すると、対立から徐々に信頼関係へと変化していく精緻なドラマ構造が見えてきます。まず職員室では、理想を失いかけていた若手世界史教師・里見萌(白石麻衣)が、のぶおの嘘のない生き方に触れて自らの殻を破っていきます。さらに、規律を重んじる生活指導担当の長井あゆみ(松下奈緒)や、飄々としつつものぶおを招聘した校長・寺尾綴(いとうせいこう)ら、ベテラン勢の重厚な演技が物語の土台を強固に支えていました。
そして物語の核心となるのが、原田のぶおが担任を務める「2年3組」の生徒たちとの関係性です。冷徹にクラスを牛耳るリーダー格の明智秀一(永瀬廉)、複雑な劣等感と友情の間で揺れる東条一茶(道枝駿佑)、自己肯定感の低さからマスクを手放せない若林優馬(長尾謙杜)。この主要男子3人を中心に、クラスの女子ヒエラルキーの頂点に立つ川崎沙奈(髙橋ひかる)らが複雑に絡み合い、リアルな高校生の葛藤が生々しく描かれました。