インターネット上の掲示板や知恵袋などでは、免許の記載に関して根拠の薄い俗説が飛び交っています。選考現場における事実関係をもとに、代表的な4つの疑問を検証します。
1. 「AT限定」と書くと選考で不利になるという噂の真相
「AT限定と書くとマイナス評価を受けるのではないか」という不安から、記載を躊躇する求職者が散見されます。警察庁の運転免許統計によると、指定自動車教習所の第一種普通免許合格者のうち、AT限定免許の割合は約75%(2024〜2025年集計データ)に達しており、現代のビジネス社会においてAT限定自体が不利に働くケースは皆無に等しいのが実情です。
問題となるのは、社用車にマニュアル(MT)車を採用している一部の配送・工事・営業現場において、AT限定であることを隠して入社する事態です。無用なトラブルを防ぐためにも、「普通自動車第一種運転免許(AT限定) 取得」と正しく明記することが誠実さの証明となります。
2. 原付免許履歴書の記載要否
学生時代の名残で原付免許を記載すべきか迷うケースがあります。普通自動車免許を取得している場合、原付の運転資格は普通免許に内包されるため、あえて原付免許を別行で書く必要性はありません。資格欄の行数が余っており、少しでも空白を埋めたい場合を除き、普通自動車免許のみの記載で十分です。
3. 運転免許証を所持していない場合の「運転免許なし書き方」
一度も運転免許を取得したことがない場合、欄を空白のまま提出するのは「未記入(書き忘れ)」と誤認されるリスクがあります。資格欄の下部に「特になし」と左寄せで記載するのが正式なマナーです。
4. 教習所に通学中の「免許取得見込み」の書き方
現在教習所に通っており、入社予定日までに免許取得が確実である場合は、積極的に記載して問題ありません。その際は「普通自動車第一種運転免許 取得見込み(2026年〇月)」と、取得予定時期を明記します。営業職などで運転が必須要件となっている求人では、取得見込みの記載が選考通過の必須条件となる場面も多く見られます。