全盛期には年間100本以上のテレビ番組に出演し、CMやイベントに引っ張りだこだったふなっしー。テレビ露出が激減した背景には、過熱するメディア業界による過酷な身体的負担と、深刻な健康問題が存在していました。
関係者への取材や当時のインタビュー証言によると、激しいジャンプやヘッドバンギングを繰り返す過密スケジュールの中で、頚椎および腰椎の重度ヘルニアを発症。さらに南極ロケや爆破スタント、真夏の屋外放置といった極限企画が重なり、一時は歩行や日常動作すら困難な状態にまで追い込まれていました。
テレビ番組の企画は過激化の一途をたどり、「キャラクターを極限まで追い込んで笑いを取る」という演出パターンが定着していきました。自らの身体が限界を迎えていることを悟ったふなっしーは、テレビ主体の活動に自らブレーキをかけ、出演オファーを大幅に絞り込む決断を下しました。テレビ局側から敬遠されたのではなく、自身の健康維持と息の長い活動を見据えた主体的な撤退が事実にほかなりません。