都内の主要カラオケボックス利用者への聞き取り調査や、SNS・掲示板上で交わされるリアルな本音を検証すると、デュエットにおける「歓迎される振る舞い」と「ドン引きされる行動」には明確な境界線が存在します。
「会社の打ち上げで、直属の先輩からガチガチのバラード恋愛曲を強制的にデュエット指定されてリアクションに困った」(20代・IT企業勤務女性)という声に代表されるように、関係性が構築されていない段階での過度に重いラブソング指定は、相手に強い心理的負荷を与えます。一方で、「サビだけ一緒に歌おうと提案され、互いに無理なく手拍子で盛り上がれた」(20代・学生男性)というケースでは、選曲がカジュアルであるほど同席者の満足度が高まる傾向が顕著です。
カラオケの現場においてカラオケ男女デュエット定番として長年愛される曲は、歌詞の内容がドロドロとした情愛ではなく、爽やかさや疾走感、あるいは一種のエンタメ性に振り切れているという共通点があります。「上手さを見せつける場」ではなく「共有する時間を楽しむ場」として機能させることが、デュエット成功の不可欠な条件です。