グルメ通の間で「西小山は今、東京で最も面白い食の街の一つ」と囁かれるようになって久しいですが、その勢いはさらに加速しています。チェーン店に依存せず、独自の美学を持った独立系店舗が次々と暖簾を掲げています。
昼の時間帯は、自家焙煎のスペシャルティコーヒーを提供するロースタリーカフェや、オーガニック素材にこだわったスパイスカレー、隠れ家的なベーカリーでのカフェランチを楽しむ人々で賑わいます。テラス席を備えた開放的な店舗も多く、休日にはペットを連れた散歩客が心地よい時間を過ごしています。
一方、夕暮れとともに立ち上がるのが魅惑の居酒屋はしご酒カルチャーです。駅前広場周辺や路地裏には、昭和の風情を残す老舗の焼き鳥店や大衆酒場から、ナチュールワインと小皿料理を提供するモダンビストロ、クラフトビール専門店までが密集。カウンター越しに店主や常連客との会話が弾むアットホームな酒場が多く、1軒で終わらず2軒、3軒とハシゴしたくなる魔力を持っています。