ローが男女を問わず圧倒的な支持を集める背景には、単に造形が整っているだけではない、複合的なビジュアルとキャラクター設計の妙があります。
まず目を引くのが、切れ長の瞳と彫りの深い顔立ち、そしてダークトーンの髭と目の下の隈(くま)です。少年漫画の王道主人公とは対照的な「退廃的な大人の色香」を纏っており、両手や指に刻まれたタトゥー(DEATHの文字など)がアングラな魅力をさらに引き立てています。
さらに見逃せないのが、声優・神谷浩史氏による艶のある低音ボイスの存在です。冷静沈着で知略に長けた参謀肌のトーンでありながら、感情が昂ぶった際に見せる熱い叫びや、麦わらの一味に振り回されたときの呆れ声まで、声音のグラデーションがキャラクターに生々しい立体感を与えています。
加えて、ローの根底にある「義理堅さと不器用な優しさ」という内面のギャップが人気を決定づけました。恩人コラソンの本懐を遂げるために命を投げ打つほどの忠義心、同盟相手であるルフィたちへのツンデレ気味な面倒見の良さなど、クールな外見の内側に秘めた情の深さが、ビジュアルの格好良さを何倍にも底上げしています。