『木蘭の涙』は、1993年7月にスターダスト☆レビューの26枚目のシングルとして世に送り出されました。この名曲のメロディを書き上げたのは、スタレビのベーシストである柿沼清史です。哀愁を帯びながらもどこか温かみを感じさせる美しい旋律に対し、言葉の息吹を吹き込んだのが、名作詞家として名高い山田ひろしでした。
当初、バンドのフロントマンである根本要は、この楽曲が持つ圧倒的なドラマ性に驚嘆したと語っています。アップテンポで軽快なポップスやソウルフルな楽曲も得意とするスタレビですが、本作では柿沼の紡いだ切なくも力強いコード進行と、山田の叙情詩のような言葉が見事に融合。そこに根本要の唯一無二のエモーショナルなボーカルが乗ることで、聴く者の魂を揺さぶる奇跡のテイクが完成しました。