キックオフ直前に発表されたシートから、試合の輪郭が浮き彫りになる。現地のサッカー試合速報・戦術分析班が注目したのは、レアル側のターンオーバーの規模と、ミネラが敷いた極端な守備陣形だ。
ミネラは予想通り、自陣ペナルティエリア手前に5バックと4ボランチによる強固な二重の堤防を築いた。スペースを完全に消し去り、中央への侵入を力ずくで遮断する狙いだ。一方のマドリードは、中盤の底から長短のパスを散らして相手のブロックを左右に揺さぶりにかかる。ボールポゼッション率は開始直後からマドリードが80%近くを握る展開となったが、ミネラの泥臭いシュートブロックと気迫あふれるカバーリングが決定機を簡単には許さない。勝敗を分ける決定打は、ペナルティエリア角の崩しとセットプレーのこぼれ球処理に絞られていた。