敷居が高いと敬遠されがちな同店ですが、実際の価格帯は用途に応じて緻密にグラデーションがつけられています。平日を中心に提供される中国料亭翠鳳 上野本店 ランチは、ビジネスパーソンの普段使いや気軽な会食を想定した構成となっており、週替わりのセットや麺飯類は2,000円前後から楽しむことが可能です。素材の火入れや上湯(シャンタン)の深みは高級料亭の矜持を感じさせるクオリティを維持しています。
一方、夜の看板となる中国料亭翠鳳 フカヒレ コースでは、気仙沼産の肉厚な吉切鮫フカヒレを丸ごと煮込んだ濃厚な逸品が提供されます。乾物本来の繊維感を残しながら白湯スープの旨味を極限まで染み込ませた技術は、長年厨房を支える熟練料理人ならではの仕事です。都内のホテル中華であれば3万円を超えても不思議ではないグレードのコースが、同店では1万円台前半から設定されており、空間価値を加味した実質的なコストパフォーマンスは極めて優秀と評価できます。