今夜の試合で指揮官が下した決断には、明確な戦術的意図が込められています。従来の4バックではなく森保ジャパン フォーメーションに3バック(5バック可変)を採用した最大の理由は、ブラジルの両翼に対する守備強度の担保です。
特にマッチアップが予想される右サイドの守備では、ウイングバックとセンターバックが連携してスペースを埋め、ヴィニシウスにトップスピードで前を向かせない緻密なカバーリングが求められます。
そしてボール奪取後のトランジションにおいて、決定的な役割を担うのが久保建英です。狭いエリアで相手ボランチの背後を受け、時間を作りながら逆サイドの三笘薫へ展開するロングフィード、あるいは自らバイタルエリアへ侵入して放つ左足のシュートが、ブラジル守備陣に最大の脅威を与えます。個で剥がせる2枚のタレントを同時にピッチへ立たせることこそが、森保監督が描く勝機への最短ルートです。