浦沢直樹の漫画『20世紀少年』の象徴的なモチーフとして描かれたことで、当時を知らない若い世代にも太陽の塔の存在は決定的なものとなった。近未来的なノスタルジーと少しの不気味さが同居する世界観は、現実の公園空間と奇妙にリンクする。
当時の鉄鋼館を活用したEXPO'70パビリオンに足を運ぶと、熱狂のディテールをさらに深く知ることができる。約1000個のスピーカーを配置した音響空間「スペース・シアター」や、世界各国の当時のユニフォーム、前衛的な展示資料の数々は、当時のクリエイターたちが抱いていた狂気にも似た情熱を物語る。ノスタルジーを超えた生々しいクリエイティブの衝突が、そこには確かに眠っている。