Netflixをはじめとする配信サービスで世界的人気を誇る韓国ドラマ。『イカゲーム』のようなデスゲーム系サスペンスから愛憎渦巻く復讐劇、財閥を舞台にしたラブコメまで、作中には頻繁に「億ウォン」単位の金銭が登場します。
ドラマ内で「手切れ金として1億ウォン」「借金返済の猶予条件に1億ウォン」といったセリフが放たれる際、脚本家が意図している心理的インパクトは、日本の感覚でいう「現金1,000万円の札束」そのものです。庶民が日常でパッと工面できる限界をはるかに超え、人生を狂わせたり、窮地を脱したりする決定打として機能する絶妙な金額設定といえます。
さらにスケールが上がり、賞金や不正蓄財の文脈で「数十億ウォン〜数百億ウォン」という表現が出てきた場合は、日本円で「数億円〜数十億円」規模の国家・巨大財閥レベルのマネーゲームを意味します。「億」という漢字の響きに圧倒されがちですが、頭の中で「ゼロを1つ削って円に直す」ことで、登場人物たちが背負っているリスクの大きさがより生々しく伝わってきます。