このトレンドは、単なる若者のわがままではない。最新の脳科学研究からも、計画を持たない時間がいかに脳を活性化させるかが明らかになりつつある。常に予定に追われている脳は、緊張状態が続き、クリエイティブな思考を司る領域が萎縮しやすい。
一方で、何もしない時間や、行き当たりばったりの行動をしているとき、脳内では「デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)」と呼ばれる回路が活性化する。この状態こそが、斬新なアイデアのひらめきや、ストレスの自己解消に深く関わっているのだ。計画を破棄することは、脳のデトックスと言えるだろう。