「博多弁といえば『おっとっと取っとーと?』だろう」という固定観念は、全国的に広く浸透している。だが、都市伝説のように語られるこのフレーズの噂の真相はどうなのだろうか。現地で街頭インタビューを行うと、驚くべき答えが返ってきた。実際にこの言い回しを使うのは、特定の状況下で冗談めかして口にする場合に限られるというのだ。無意識の日常会話で過剰なリフレインが発生することは極めて稀である。
この事実に対し、ネットの反応は真っ二つに分かれた。「ずっと本気で日常会話だと思っていたからショック」「テレビの刷り込みは恐ろしい」と困惑する声がある一方で、「地方の言葉をステレオタイプで括らないでほしい」という地元勢からの切実な主張も目立つ。誇張された噂がひとり歩きした背景には、バラエティ番組や漫画などによるメディア表象の影響が極めて大きかったと言わざるを得ない。