かつての死亡説騒動から四半世紀近くが経過した2020年3月、日本中を真の悲劇が襲った。新型コロナウイルス感染症による志村の急逝である。かつては笑い話として語り継がれてきた「デマ」の記憶と、現実として突きつけられた最悪のニュースの対比は、人々に二重の衝撃を与えた。
訃報が打電された直後、X (旧Twitter)をはじめとするSNS空間は深い哀悼の意と悲しみの声で溢れかえった。昭和から平成、令和へと時代が移り変わっても、彼が国民から寄せられていた愛着の深さは変わっていなかった。デマに揺れた過去の歴史的経緯も含め、志村という稀代のエンターテイナーがいかに人々の心に大きな存在感を示していたかが改めて浮き彫りとなった。