2020年代半ば、24時間テレビを取り巻く環境は激変した。地方局幹部による寄付金の着服発覚など、番組の根幹を揺るがす事件が相次いだことで、視聴者の「善意」に対する猜疑心は一気に頂点に達した。「集まった寄付金は本当に全額届いているのか」「出演者のギャラや豪華なセットに消えているのではないか」という厳しい目が注がれるようになったのだ。
この危機的状況を受け、番組側も2025年以降、制作体制の大幅な見直しを迫られた。寄付金の使途をリアルタイムで詳細に開示するオンラインプラットフォームの導入や、第三者委員会による監査体制の強化など、透明化の取り組みが進められている。しかし、一度失われた信頼を挽回するのは容易ではなく、マラソン企画そのものの存在意義が問われる事態へと発展している。